胃がん検診とは
胃がん検診は、胃がんの早期発見と早期治療を目指して行う検査です。
胃がんは、日本における主要な死亡原因の一つですが、早期治療によって治癒する確率が大幅に上がります。しかし、胃がんは、初期症状が乏しく、腹痛、腹部不快感、食欲低下、吐き気、嘔吐、胸やけ、げっぷなどの初期症状がみられたとしても、普段経験する食べ過ぎや他の疾患との判別が難しく、本人が気づかないうちに病気が進行していることも少なくありません。そのため、定期的に胃がん検診を受けることが推奨されています。
中野区胃がん検診について
中野区の胃がん検診は、中野区にお住まいの50歳から69歳の方を対象に、2年ごとに実施されます。また、経口または経鼻内視鏡で直接胃を観察できる「胃内視鏡(胃カメラ)検査」とバリウムという造影剤を飲んでエックス線で胃の内部を撮影する「胃部エックス線(バリウム)検査」のいずれかを選択できます。
当院では、高難度内視鏡治療を多数経験した、内視鏡専門医による安全で質の高い「胃内視鏡(胃カメラ)検査」を行っております。鎮静剤を使用し眠ったままほとんど苦痛なく検査を終える事ができます。鎮静剤は、患者様の年齢や体格、既往歴などを十分考慮した上で慎重に最小限を見極めて投与量をコントロールしています。内視鏡検査に苦手意識がある方も安心してご相談ください。
胃がん検診のご案内
対象者
中野区にお住まいで、今年度3月31日時点で50歳から69歳の方。
対象期間
対象期間は以下の通りです。
胃がん検診申し込み期間
6月1日から翌年2月7日まで
胃がん検診受診期間
6月1日から翌年2月28日まで
検診内容
検診内容は以下の通りです。
- 問診
- 胃内視鏡検査
検査場所
受診される際は下記住所までお越しください。
中野駅前とくやま大腸と
胃の内視鏡クリニック
消化器内科・肛門内科
〒164-0001
東京都中野区中野2丁目24番11号
ナカノサウステラ・オフィス棟5階
費用
胃がん検診では自己負担金として2000円いただいております。
※「健診結果報告時の再診料」や「精密検査を受診するための紹介状作成による費用」は発生いたしません。
※生検をした場合は別途保険診療による費用がかかります。(3割負担で胃の場合3400円程度、胃食道2臓器の場合6800円程度)
※鎮静剤に対する費用はいただいておりません。
自己負担金が免除になる方
自己負担金が免除となる方は以下の通りです。
- 前年度住民税が非課税世帯の方(前年度分の所得について、世帯全員が非課税の場合)
- 生活保護または中国残留邦人支援給付を受給している世帯の方
注意事項
- 要件に該当する方で、受診券の自己負担金欄に「免除」の表示がない方は、【免除申請の手続き】が必要となります。
※詳しくは中野区区民健診係までお問い合わせください。 - 免除要件に該当する方でも、「免除」の表示がない受診券で自己負担金を支払い受診した場合、その後に免除申請されても自己負担金は返金できません。必ず受診前に免除申請の手続きをしてください。
当日の持ち物
当日の持ち物は以下の通りです。お持ちいただけなかった場合は、検診が実施できない可能性がございます。ご了承ください。
- 受診券・受診券シール
- 自己負担金 (2000円)
- 健康保険証
中野区胃がん検診の受診券の
お申し込み方法
中野区胃がん検診の申し込み方法は、電子申請・お電話でのお申込み・窓口での申請となります。
電子申請でのお申込み
電子申請による申込みはパソコンまたはスマートフォンから可能です。携帯電話からの申込みはできません。
電子申請での申込み受付処理と受診券の発送処理は、原則週2回行っています。申込みからお手元に届くまでに1週間程度かかりますのでご注意ください。なお、お急ぎの方は区民健診係まで電話(03-3382-2429)で申し込むか、保健所2階窓口にてお申し込みください。
電話での申込み
下記電話窓口にて、お申込みください。
連絡先 | 中野区 健康福祉部保健企画課 区民健診係 |
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電話番号 | 03-3382-2429 |
申込時間 | 平日 8:30~17:00 |
窓口での申込み
下記窓口にて、お申し込みください。
- 区民健診係(中野区保健所2階窓口)
- 各地域事務所
- 各すこやか福祉センター
詳しくは、中野区公式HPの胃がん検診ページをご覧ください。
中野区胃がん検診を
受診する上での注意事項
中野区胃がん検診を受診される方は必ずお読みください。
- 「胃内視鏡検査」と「胃部エックス線検査」の両方を同じ年度に受診することはできません。
- 受診は2年に1回となり、前年に区の胃がん検診(胃部エックス線検査または胃内視鏡検査)を受けた方は対象外です。
- 問診の結果によっては、医師の判断で当日の検査が行われない場合があります。その場合、受診期限が近づくと受診が困難になるため、早めの対応をお願いします。
- 受診者の同意を得たうえで、医師の判断により必要に応じて組織の一部を採取する生体検査を行うことがあります。生体検査は保険診療となり、別途費用がかかります。
- 検査前の処置が不十分な場合、当日来院されても検査を受けられないことがあります。
詳細は胃カメラ検査のページをご確認ください。
胃内視鏡検査を受診できない方
以下のいずれかに該当される方は受診できません。
気になる疾患や既往のある方はお気軽にご相談ください。
- 胃がん検診において、インフォームド・コンセント(医師による検査の目的、方法、リスクなどの説明を受け、受診者の同意を得ること)が得られず、同意書の取得ができない方
- 疾患の種類に関係なく、入院中の方
- 消化性潰瘍などの胃疾患で治療中の方(ヘリコバクター・ピロリの除菌中の方を含む)
- 胃全摘術を受けた方
- 咽頭や鼻腔などに重篤な疾患があり、内視鏡の挿入が不可能な方
- 呼吸不全がある方
- 急性心筋梗塞や重篤な不整脈などの心疾患を有する方
- 明らかな出血傾向がある、またはその疑いのある方
- 全身状態が悪く、胃内視鏡検査に耐えられないと判断される方(例:収縮期血圧が極めて高い方など)
- 前年度・今年度に胃がん検診(胃部エックス線検査または胃内視鏡検査)を受けた方
胃がん検診受診の流れ
胃がん検診受診の流れは以下の通りです。
1中野区に受診券を申し込む
6月1日から翌年2月7日までに、中野区保健所に胃がん検診受診券をお申し込みください。中野区胃がん検診の申し込み方法は、電子申請・お電話でのお申込み・窓口での申請となります。なお、電子申請では、受診券が届くまでにお申込みから1週間程度かかりますのでご注意ください。
2当院をご予約
受診券の申請が完了されましたら、6月1日から翌年2月28日までの期間で、当院の胃カメラ検査をご予約ください。WEBやLINE、お電話でのご予約を承っております。
3胃内視鏡検査の説明
当院にて胃内視鏡検査の説明を行います。
また、検査前診察を行うこともありますが、その場合は別途費用が発生することはありません。
4胃内視鏡検査
内視鏡検査にて腫瘍性病変が疑われる場合は、患部の一部を採取し生検を行います。
生検を実施した場合は、別途費用が発生いたします。生検は患者様より同意をいただいた上で行います。
5結果郵送
検診から1~2か月後に結果が郵送されます。
結果説明をご希望の際は、当院にて行います。
結果が要経過観察、要精密検査、要治療となった方は必ず説明を受けてください。